プレスリリース

      2022.07.01

      「令和4年度中性子産業利用報告会」の開催について(報道機関向け取材案内)

      J-PARCセンター
      日本原子力研究開発機構
      茨城県
      総合科学研究機構 中性子科学センター
      中性子産業利用推進協議会

       

         J-PARCMLF (物質・生命科学実験施設) では、産業利用への取組を振返り、今後の方向性を示すことを目的として平成29年からこれまで「J-PARC MLF 産業利用報告会」を4回開催しました。

         令和4年度からは研究用原子炉JRR-3※※と共に、「中性子産業利用報告会」をスタートさせます。

         この報告会は産業界の方々からの要望 (中性子・ミュオンで何が分かるのか、どう使えるのか知りたい) に応えるために「中性子・ミュオンで何が見えるか」「何に使えるか」に焦点を絞り、産業界の「見たいもの」とのマッチングを図ることに重点を置きます。

         報道関係各位におかれましては、是非ご来場の上、取材くださいますようご案内申し上げます。

         ※ J-PARC (Japan Proton Accelerator Research Complex) は、高エネルギー加速器研究機構 (KEK) と日本原子力研究開発機構 (JAEA) が共同で運営している先端大型研究施設で、素粒子物理、原子核物理、物質科学、生命科学、原子力などの学術的な研究から産業分野への応用研究まで幅広い分野の世界最先端の研究がなされ、世界中から研究者が集まっています。MLFでは、世界トップレベルの中性子ビームやミュオンビームを使って、原子や分子の観察から物質・生命の起源を探る研究が行われています。

         ※※ JRR-3 (Japan Research Reactor No.3) は、JAEAが有する熱出力20MWの高性能汎用研究炉であり、種々の中性子散乱や中性子ラジオグラフィ等の中性子ビーム実験、中性子放射化分析等の照射実験、ラジオアイソトープの製造などを行っています。また、冷中性子ビームを用いた高分子の構造解析による生命現象の解明等にも役立てられています。

       

       

      1. 日 時
      令和4年7月14日 (木) 13時00分~16時50分 (受付:12:00開始予定) 
      令和4年7月15日 (金)  9時10分~17時20分 (受付:8:40開始予定) 
      ※ 14日の意見交換会、15日の利用相談・個別相談につきましては取材対象外とさせていただきます。
       
      2. 場 所
      秋葉原コンベンションホール
      東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル2F
       
      3. 開催内容 (詳細は別添プログラムをご参照ください) 
       
      [ 7月14日 ]
      • 施設報告と産業利用の現状及び産学連携活動を紹介するセッション
      • 特別講演Ⅰ) 九州大学 田中敬二氏による「革新的接着技術の構築と中性子への期待」、九州大学 川口大輔氏による「接着現象の理解と制御に向けた界面構造解析」
       
      [ 7月15日 ]
      • カーボンニュートラルに向けた基盤研究、ライフサイエンス分野における中性子・ミュオンの利用、中性子・ミュオン施設におけるDXの取り組みを紹介するセッション
      • 特別講演Ⅱ) 科学技術振興機構 名誉理事長、中性子産業利用推進協議会 副会長 中村道治氏による「SDGsが科学技術に求めるもの」
      • 特別講演Ⅲ) 文部科学省研究振興局 江頭 基氏による「マテリアル分野の研究DXについて」
      • ポスターセッション
       
      4. 取材申込み
      取材を希望される方は、別紙「取材申込書」に必要事項をご記入の上、7月11日 (月) 12:00までにEメールにてお申込みください。
       
       
      【本件に関するお問合せ先】
      J-PARCセンター広報セクション 関田、飯島
      TEL:029 -284 -4578
      E-mail : pr-section[at]ml.j-parc.jp
       
      ※上記の[at]は@に置き換えてください。