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J-PARCセンター
〒319-1195
茨城県那珂郡東海村白方白根2番地4
HPの情報に関するお問い合わせ先:
<web-staff@j-parc.jp>
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平成23年12月

J-PARCセンター長 永宮 正治
  大強度陽子加速器施設は、J-PARC (Japan Proton Accelerator Research Complex) の愛称で呼ばれるMW (メガワット) 級の陽子ビームを作り出す世界最先端の加速器研究施設です。高エネルギー加速器研究機構 (KEK) と日本原子力研究開発機構 (JAEA) が共同で計画/運営を行い、日本原子力研究開発機構 (JAEA) 原子力科学研究所 (茨城県那珂郡東海村) に設置されています。第1期工事は、着工から8年の歳月をかけ2008年 (H20年) 度に完了しました。

  本研究施設では、線形加速器、3GeVおよび 50GeVシンクロトロン、3台の加速器を用いて MW級の大強度陽子ビームを生成しています。さらにこの陽子ビームを標的に入射すると、中性子、ミュオン、K中間子、ニュートリノなどの二次粒子が数多く発生します。これらの二次粒子を再びビームとして用い、a) 原子核・素粒子物理研究、b) 物質・生命科学研究、そしてc) 第2期計画として、核変換技術の研究開発、などを進めるのが本施設の目的です。 中性子ビーム (2008年5月) 、ミュオンビーム (2008年9月) 、K中間子ビーム (2009年2月) 、ニュートリノビーム (2009年4月) と、計画通りに二次ビームの発生に成功し、本格的な利用運転を開始しました。強度も、2010年からは3GeVシンクロトロンで200kWの定常運転に入り、2011年初頭には400kW試験運転にも成功しました。

  本施設は、21世紀の科学を開く最重要の加速器となると期待されています。 アメリカやヨーロッパでも大強度陽子加速器に関する計画が進められていますが、米欧にアジアを加えた世界の三極の一つとして、日本に大強度陽子加速器が建設されたことは、極めて意義深いことと考えております。2011年3月には、すでに数多くの外国人のユーザーを抱え、まさに日本のみならず世界の研究者に開かれた施設となっていました。しかし、3月11日の東日本大震災で当施設も大きな被害を受け、順調に進んでいた利用運転を中断せざるを得ない状況になりました。幸い、皆さんの必死の努力の甲斐があり、回復作業も順調に進み、2011年12月にはビームの再開へと漕ぎ着けることができました。

  運営面では、今後もウェッブホームページの充実や宿舎の拡張など利用者の立場に立った改善を実施し、さらなる国際化の促進、産業利用の促進、第二期計画の実現、等々、多くの課題に取り組んでいきたいと思っております。また、そのための組織作りも強化していきたいと思っております。

  本研究施設を世界に誇ることのできる研究施設にすることが、私共の使命といえます。 J-PARCセンター員400名余り、力を合わせてこの方向に向かっていくことを、運営期の目標としたいと思っております。 さらに、今後の運営に関しましては、J-PARCに関連する皆様からの忌憚のない御意見を取り入れつつ進めて参りたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。





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