
そのため、村内にはたくさんの原子力に関係する施設があります。でも原子力といえば、発電したり、エネルギーを生み出す、ということだけだと思っていませんか?ところが、皆さんが思ってもいなかったような、いろいろな分野に原子力やその研究は利用されているのです。
JーPARCもそのひとつです。エネルギーとは直接関係のない原子の研究などを行いますが、原子力とは「原子の力」ですから、原子の研究は原子力の基本にもなるわけです。

来場していただいた皆さんに、各施設の間を巡回バスに乗って見学してもらいました。自由歩行区間もあり、東京ドーム14個分にもなるJ-PARCの広大な敷地に驚かれながら見学した方もいらっしゃいました。


また一部の装置では、パワーアップや性能を上げるための工事も進められています。秋からまた運転や実験を再開し、次々と研究成果が生み出されることが期待されますね。
今年も8月28日 (土曜日) に、JーPARCの施設公開を行います。JーPARCと一緒に、日本原子力研究開発機構 (JAEA) 東海研究開発センターの公開も合わせて行います。
詳しくはホームページの「ニュース&トピックス」を見て下さい。皆さんのお越しをお待ちしていま~す。
今日は七夕です。天の川をはさんで離ればなれの彦星と織り姫が、年に1度だけ会える日ですね。とてもロマンチックです。天の川とは、無数の星が集まって川のように見えるところから付けられた名前です。輝いている星のひとつひとつは、じつは太陽と同じような星、自分で光を出している「恒星」という星です。
JーPARCでは、原子核・素粒子実験施設で、中間子といる粒子を利用してこの研究を行います。星の誕生や、太陽の将来の姿など、これまでよく解らなかった宇宙の謎が明らかにされるかもしれませんね。
6月5日 (土) 、京都国際会議場で「科学・技術フェスタ in 京都」が開催されました。企業などの産業界、大学などの学会、そして国や研究機関などの官界から大勢の人が集まり、自分たちの持っている技術を紹介したり、一緒に研究できる相手はいないか相談したりするとても大きな会議で、毎年開催されています (写真1) 。


JーPARCの物質・生命科学実験施設は、液体水素循環システムの不具合で実験利用を中断していましたが、システムの復旧が完了して、5月の連休明けから実験を再開しました。実験利用中断期間中、たくさんの皆さんにご迷惑とご心配をお掛けしました。ほんとうに申し訳ありませんでした。
これから6月末までの2ヶ月間、どんどん研究に利用してもらい、素晴らしい研究成果が生み出されることを期待しています。そして7月から3ヶ月間は夏の運転停止期間に入ります。